口臭が気になる方へ
どんな人にでも多少の口臭はあります。
しかし、病気としての口臭には、ちゃんと原因があります。
口臭のほとんどが口の中の気体が原因であることが明らかにされています。口の中で生息している細菌が、食べカスなどに含まれるタンパク質を分解して、臭いの元である揮発性硫黄化合物(VSC)を産生することにより、口臭が発生します。
つまり、口臭の源は口の中に生息している細菌によって作り出されます。歯垢(プラーク)や歯石、舌苔(舌の表面にできる白色または褐色の苔状のもの)の中には大変な数の細菌がいて、食べカスなどを栄養源に増殖をくり返しています。
虫歯も歯周病も口の中の細菌によって起こりますから、こうした病気がある人はより多くの細菌が住み着いていることになります。また、口の中を掃除しない人にもたくさんの細菌がいますので、口が臭うというわけです。
口臭の予防・治療方法
- 1虫歯や歯周病
- 合わないつめものかぶせものの治療
- 2ブラッシング
- 正しいブラッシングを習いましょう。歯間ブラシなどの併用。
- 3舌苔の清掃
- 舌の上にも汚れは溜まりますので、舌も掃除しましょう。
- 4義歯の清掃
- 自分の歯と同じように毎食後にお手入れを。
- 5定期歯科検診
- 定期的にPTMC(プロフェッショナルクリーニング)で、すみずみまで磨いてもらいましょう。
- 6補助商品の使用
- 洗口剤などを使うと一時的な効果があります。